わすれっぽいきみえ

みらいのじぶんにやさしくしてやる

12日目: 今年読んだ小説

昨日の晩に書くつもりだったことが別にあるが、書いてて「もっと内容濃くしたいな」と思ったので、薄い内容でも良い記事を先にあげてしまう。

順不動だけど今年読んだ小説挙げとく。本当に本読む数が少ない人なので、来年はここに挙げた冊数より多く本を読みたい。
ちなみに割と自分にしか分からん感じで書いてる。(人にもちゃんと伝わるようなレビュー書きたいですね。)


妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫)

妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫)

友人がオススメしてた本。高校生が主人公なんだけど、後述する大学生主人公もごく普通の日常というのが楽しめなさそう。個人的にいいなと思ったのが食堂のお姉さんが作る料理が美味しそうなこと。幽霊は怖いけど害を与えない程度で慣れれば良いというなら、こんなアパートでも良いかもしれない。

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

初めて村上春樹作品読んでみた。女の子がぶっ飛んでる気がする。なんというか「ネジしめよう」と思うというか、そもそもネジなんかないんじゃないかというか。ギリシャに行くのもやけに唐突だし、「伏線とは?」という気持ちになった。

ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)

ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)

これも村上春樹作品。やっぱり女の子がぶっ飛んでる。そして主人公のなよっとした感じが不思議だった。基本的に私はなよなよしてる人が嫌いなので、しゃきっとしろよと思ってしまったのと、優柔不断さと雰囲気に流される感じで会う女とことごとく関係持ってしまうのが訳分からんと思った。
昔、ノルウェイの森が映画化されて、それをいとうあさこが観に行ったとごきげんようで話すのを見たけど「いや私が欲求不満なのかピンク映画にしか見えなくて!」と言ってて、周りからはそんな映画じゃないよ文学作品だよと言われてたけど、小説読んでみて「まぁピンク映画に感じる人が現れても全くおかしくないよな。エロくなくても、割とそういうシーンあるし」と思いながら読んだ。

エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)

エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)

友人のお家においてあって、面白そうだったから読んでみた。何か少し悲しい不思議な話。介護やったことないのと親戚に痴呆の人がいない(私が会ったことないだけで遠くにはいるかもしれんが)ために実感はあまりないけれど、突然祖母の中身が少女に戻ったら確かにどうすればいいのかなぁと思った。私には分からないけど、無理におばあちゃんと呼ばなかった主人公の祖母への振る舞いは正しい気がした。むしろつらかったのは主人公の母親で、祖母が救われたかは微妙だけど母親はかなり憔悴してて、これを主人公があまり分かってあげられなかったのは不幸な気がする。まぁどうやって救えばいいねん、という話でもあるが。
ちなみに聖書の残酷な一節を読み上げるシーンで取り上げられた一節にはちゃんと意味があるのだ、と読後に友人から教えてもらった。読んだことのある人で気になる人はぜひ一度調べてみてほしい。

裏庭 (新潮文庫)

裏庭 (新潮文庫)

上の本を読んでたのと同じ友人が「こっちもぜひ」というので読んでみた。友人からあらかじめ言われていたようにナルニア国物語のような話で、ここに出てくる女の子は素直にかわいいと思った。最初は救うべきは国の柱だったはずなんだけど、最終的に自分を救う旅だったことがわかるのが良かったと思う。確かによく考えてみたら最初から自分と戦うことしかしてないなぁと。「マーチンが救われなかった」と私が言ったら「いや、ある登場人物名をアナグラムとして入れ替えてやればマーチンが救われたことも分かる」と友人から言われた。すごいと思う。

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

ドラマの方をちらっと見たことあったので、てっきりイケメン博士が出てくるものだと思ってたら全然そんなことなかった。トリックが割と無茶だけど、まぁそういうものだと思って読む分には良い気がする。博士楽しんでるなーくらいの気持ちで。


他にも読んだ気がするけど忘れた。まめに書かないとすぐ忘れる。

読みかけの本も結構あって、『こころ』、『大いなる遺産』、『海と毒薬』、『遠野物語』。

まあのんびりやってこう。