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わすれっぽいきみえ

みらいのじぶんにやさしくしてやる

映画『富江』/『富江 最終章』観た

富江』はすごく久しぶりだったので懐かしかったが『富江 最終章』の方は観たことがなかった。

富江シリーズはどんな美人の女優さんが富江役を演じるのかが見所の一つ(なんたって魔性の女だからね!)。今まで出てる富江シリーズは全部で8作品あるらしい。何個かは見てるけど全部は観てない。

富江シリーズの基本

いつもはあらすじを書くが、富江に関しては基本だけ書いとく。ストーリーはそれぞれの映画で割とバラバラだが基本は変わらないからこれだけ知っとくとなんとなく観れる。原作は漫画で、すごく絵が綺麗でかつ気持ち悪いのでホラー漫画が好きな人は原作も読んでみるといいと思う。映画より面白い。

どんな男も虜にしてしまう魔性を持つ女、富江。彼女は自分に惚れ込んだ男を振り回し、さらにその男に惚れていた女を嫉妬させ、周囲を狂気と混乱に陥れる。最初のうちは嫉妬しあった者同士での殺し合いがあるが、最終的に元凶は富江だということで富江に関わった者達全員で富江を殺す。しかしどんなに殺してバラバラにしても、富江はその肉片から再生する。そういう化け物なんだが、実は富江にとっては化け物という言葉が地味に禁句だったりする。めっちゃ怒るからね!そりゃ女の子に化け物とか言っちゃいけないよね!

富江

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なんか昔見たときはもっと怖いイメージを持ってたが、今回見たとき全然怖くなかった。ただ菅野美穂のマジキチっぷりは本当に何度見てもよくて、このくらい頭おかしい人の役を気持ちよくできる人ってあんまりいないよなーと思って観てた。いや本当に良いキチガイの役って高笑いすればいいってものじゃなくて変な凄みがあるんですよ。この間見た中村獅童とはまた違う頭のおかしい感じがとてもいい。個人的にはキチっぷりにおいて菅野美穂の方が上。

やっぱりどの『富江』映画レビューでも言われてるけど菅野美穂が大量のGが入ったコンビニ袋に素手を突っ込んでGを掴み取り、月子役の中村麻美に「今日の晩御飯よウフフフフフフフフフフフフ」って言ってるシーンが気持ち悪いを通り越して一周回ってかっこいい(やりたくはない)。本当にキチっててすごい。この映画はこの菅野美穂を観るために観るから、またやってたら観たいなー。

ただ前半から中盤くらいまで結構なグダグダぶりで、後半まで待つのが地味に辛いので最後だけ抽出してくれ頼むって思いながら観てた。原作の富江の見た目にも個人的にかなり近いと思うので、とりあえず最後の菅野美穂だけちゃんと観て欲しい映画ではある。

富江 最終章』

こっちの富江は初めて観た。ちなみに8作あるうちの4作目なのに最終章。完全なタイトル詐欺。引っかかった。まぁ本当に終わる予定だったんだろうなー。BLEACHが最終章に入って3年って言ってたし、じゃあもういっかとも思う。富江安藤希富江と友達になる登美恵は宮崎あおいが演じてる。

前半脳内お花畑で何この乙女映画、ホラーじゃないじゃん、國村隼とか卑怯かよ、めっちゃ良いお父さんやんみたいなのが、頭ゆるふわ親子であるがゆえに富江に言われるがままになっていっていい感じに残念さが出てた。いじめっ子が出てくる件、割とストーリー的にはいなくても話作れたやんっていうキャストでいる意味があんまりなかったと思うが、親子の変な素直さを表現するのに一役買ったとも言えるかもしれない。

ニコ生で観てたんで、國村隼富江に「好きだったのよ」と言われるシーンはすごく「うらやましい」というコメントが増えてて面白かった。「おっさんそこ代われ」みたいな。でも國村さんだからいいんすよ?富江をバラバラにして川に捨てた後に娘の登美恵にどうやって殺したかウキウキしながら話す姿とか本当にかわいいじゃないですか。

後半、ゆるふわ頭の宮崎あおいが生首から再生途中の富江を育てるっていうシチュエーションが最高にキチってるんだけど、育ててる最中はただただ富江がわがままでうざいばっかりであんまり面白くも怖くもなかった。本当に最後の方になって宮崎あおいがきっちり富江を殺しに行ってるときになって爽快感が出てくるが、それまでに富江が悪態つきすぎてるせいで勧善懲悪感出てしまっててそれはどうなの?という気持ちになった。本来の富江って勧善懲悪とかでもなんでもなくてエゴとエゴのぶつかり合いを描くので、富江に立ち向かっていくのは全然いいんだけど、爽快感はなんかコレジャナイって気持ちになる。でも首がダメなら耳を育てて友達になろうっていうラストはとても良かった。

全体的にキャストはあんまりキチってなくて『富江』の菅野美穂みたいな気持ち悪いかっこよさがあんまりなかった作品だった。渡辺哲が気持ち悪いのかな?と期待したけど、普通に女の子に嫌がられる程度のおっさん役で『冷たい熱帯魚』みたいにはなんないのかーと思った。とりあえず親子については元から頭がおかしかった(ゆるかった)のが加速しただけかなって気持ちで観るとふんふんなるほどねって観れる。前半の乙女チックに耐えられるかが勝負(なんの勝負なの…)。


たぶんこのレビュー読んでいただけるとわかるように、まあ楽しかったんですよね。ホラー祭。
これまで私が徒然書いてた映画レビューってもうちょっとおとなしい気がするけど、どんなキチガイかをちゃんと書こうと思うとなんかかえって楽しくなってきた、そのまんまの気持ちで書いたらこうなった。

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