わすれっぽいきみえ

みらいのじぶんにやさしくしてやる

本『伝える力』読んだ

伝える力 (PHPビジネス新書)

伝える力 (PHPビジネス新書)

本当は昔から自分の課題として「言いたいことを言うばっかりで相手に伝わるように話せないこと」があって、いよいよ本格的にやばいなと思ったので古本屋で買ってきて読んだ。

今から10年前に出版された本なので時々出てくるネタが古いけども、「子どもにも理解できるように」話すことが強いられる週刊こどもニュースをやってたアナウンサーの人が書いた本なだけあって、わかりやすくするとはどういうことかがとても意識されていたと思う。あと本人が皮肉屋なんだろうな。使うなと自分で書いた表現をあえて使ってくる文章があった。人によっては、そういう表現でウッとなるかもしれない。適度に毒を楽しめる人のほうが読みやすいと思う。

言いたいことをただ箇条書きで書いてもわからない。専門用語を使ったら自分はわかった気になれるかもしれないが、実際にその言葉を説明しろと言われると案外説明に窮する。人間は感情の生き物だから、論理的にただ話すのではなくて相手が汲み取ってほしい感情を考えながら話すことが大切。中学生でもわかるように話しているか。相手が気持ちよく聞いてもらえたと思えるように耳を傾ける。とかとか。こういう話は割りとよく言われることではあるんだけど、改めて本に書かれたものとして読むとまぁできてないものばかり。読んでて「ああそうだね。そういう態度だとコミュニケーションは難しいだろうね」と思えるような例文、シチュエーションが出てくるんだが、自分が遭遇したいくつかのシチュエーションを思い浮かべると、できてないなーと思うことがちょいちょいあった。

本そのものはさらっと読める。私は片手間に、電車・バスの中で、お昼ごはん食べ終わってちょっと休憩に読み進めていた。