わすれっぽいきみえ

みらいのじぶんにやさしくしてやる

今年見た映画

会社の福利厚生に部活動があって、私はその中の映画部に所属している。映画部で観に行った映画もあるが、友人と観に行った、友人に観せてもらった映画もあるから、そのことについて振り返る。観た順番はもはや覚えてないので、思い出した順で書いていく。

3月のライオン』前・後編

ざっくりいうと史上最年少で棋士(プロの将棋指し)になった桐山零の成長物語。劇中でもマンガでもすでに高校生にはなっている。映画の内容自体はほぼほぼ原作に忠実だから、細かい話は映画を直接見るか、原作漫画を読んでほしい。

これはもうポスターから神木くんがハマりすぎてて、観るしかなかった。友人はあんまり乗り気じゃない感じが最初はしてたけど、実際に見たら「キャスト全体的にすごいな!」と少し興奮した感じで一緒に話すくらい良かった。神木くん、もう成人してるはずなんだけど、高校生役で全く違和感ないのよね。あと神木くんだけじゃなくて、例えば島田開役の佐々木蔵之介もめっちゃハマってるし、林田先生の適当さも高橋一生がいい感じにやってるし、宗谷冬司の加瀬亮も超然としてる雰囲気が合ってた。個人的に幸田香子は刺すようなきれいな人をイメージしてたので、有村架純がやるとちょっとかわいすぎる感じだった。

もともとキャストに誰がきてどんなふうに演じるのかが私にとっては一番気になるところだった。映画のストーリー自体はほとんど原作から離れてないから、知ってる人が観に行くならやっぱ、原作の雰囲気がすごく尊重されてるところを観に行くのが良いと思う。一方、一緒に行った友人は原作のことを全く知らずに観に行ったが「なんで桐山くんの人生こんなにナイトメアモードで進むの…」と言ってたものの、ちゃんと話理解できたよと話してたので初見でも全然問題ないと思う。

『アニー(2015)』

アニー(字幕版)

アニー(字幕版)

いつからかなんでかはわからないけどミュージカルが苦手なんだが、友人の推しだったので観た。

アニーという孤児の女の子がクセの強い様々な大人たちを巻き込んで社会を変えていくストーリー。劇中歌の『トゥモロー』はとても有名なので一回聞いたら忘れないと思う。

ミュージカルではあるんだけど、この映画は全然苦もなく見れた。例えば『レ・ミゼラブル(2012)』の方は歌はうまいと思ってるけど、ところどころなんでここで歌うんだ??と思って違和感があったりした。でもこの映画では歌の導入が自然だと感じた。会話を無理に歌にしていくというよりはノッてきたから歌っちゃったみたいに見えたからなのかもしれない。あと歌がみんな抜群にうまい。意外だったのがキャメロン・ディアスだった。キャメロン・ディアスが歌うシーンのある映画なんてこれまで観たことなかったのに、こんなうまかったんかと思って驚いた。ジェイミー・フォックスはラッパーとはいえ、もともと歌手だし『レイ』とかでもすごい評価高かったわけで意外性はなかった。アニー役の子もすごい。聴かせる歌が歌えるのがすごい。うまい歌を聞いて感動したいなら『アニー(2015)』はいい映画だと思う。もちろんストーリーも良い。もともとは20世紀前半に書かれた原作を基にミュージカルや映画に何度も上演されてきた名作だが、2015年は2015年用に内容が相当アレンジされてて、古いものに抵抗がある人でもすんなり観れると思う。

キングスマン

友人がかなりおすすめしてたので、Amazon Primeで一緒に観た。

イギリスのとある諜報組織キングスマンにエージェント候補として選ばれたエグジーとキングスマンの活動を描く物語。

イギリスの諜報組織といえばまず頭に浮かぶのは007ジェームズ・ボンドだが、この映画に出てくるキングスマンやエージェントは徹底的にふざけてる。テーラードスーツとか、いろんな調度品とかアクションとかがとてもかっこいいことはかっこいいんだけど、出て来る登場人物が真面目にふざけてて面白かった。ハリー役のコリン・ファースのアクションは驚いたなー。エグジー役のタロン・エガートンパルクールもやっぱかっこいいし。でもストーリーがあんまり頭に入らなかった。ケータイで変な音楽を鳴らすとそのケータイの近くにいた人々全員が凶暴化するというとても危ない話のはずなのに、そのときに流れる曲とかがふざけすぎてるし、人が死んでるはずなのに軽い曲ばっか流れるので悲惨さが全然わからなくなるし、いろいろふざけてた。

年明けに『キングスマン ゴールデン・サークル』が上映されるので、楽しみにしてる。

ダンケルク

第二次世界大戦中のドイツ・ダンケルクを舞台とした群像劇。

ある程度は史実に基づいているんだろうが、知らなくても問題ない。やっかいなのは時系列がただ観ただけだと人によっては全然わからないかもしれないことだ。あと戦争映画でこんなに人がしゃべらないのも、たぶん初めて観た。戦争映画なので、基本的にいろんな人が一気に死ぬ。でも自分たちも生きるために必死なので、コミュニケーションをたくさん取って浪費するよりも息を殺してとにかく隠れる走るという映画になってる。船でダンケルクまで行こうとする人々は比較的しゃべるけど、それも必要以上にしゃべるのではなくて、本当に声掛けって感じ。で、しゃべらないだけじゃなくて、出て来る登場人物が今どの時系列で話してるのかほとんど説明がないで進むので、最後全員の時間が揃ったとき、なるほどあのへんが伏線になってたのかーに気がつくのがとてもむずかしい。

面白いけど、クリストファー・ノーランの作品をある程度知っておかないと映画の作りについていけなくなる気がする。迫力も爆弾が落ちてくるのは最初の方だけだったように思うので、ストーリーを追いかける胆力がちょっと必要になる。

BLAME!

この作品、実は途中までしか観てないがとてもおもしろかった。

過去に発生した「感染」という事件によって、都市は無限に増殖を続けるようになり、都市を守り人類を守るはずだったセーフガードに人類は駆除される存在となった遠未来。この世界を正常化するため鍵となる「ネット端末遺伝子」を探す霧亥(キリイ)の物語。

アニメの進化を感じた。アニメって最初は本当に手でたくさんの紙に書いていくところから始まったのに、この『BLAME!』は始まった瞬間からCGがすごくてアニメの作り方が全部変わってしまったように感じた。ストーリーも全然知らないで観始めたけど、吸い込まれるように見入っていた。残念ながら途中で帰らなきゃいけなくなったのでオチまでを知らないから、いつか最後まで見ようと思う。

散歩する侵略者

散歩する侵略者 Blu-ray 通常版

散歩する侵略者 Blu-ray 通常版

会社の先輩がこの映画の話をしてて、興味が湧いたので観に行った。

ある日、突然夫に宇宙人が乗り移った。宇宙人はそのうち地球を侵略しに来るという。主人公らは宇宙人の"ガイド"として地球(というと規模がでかすぎて実際には日本だけだけど)を案内することになる。

正直万人受けは難しい。もともとは劇団イキウメという劇団の戯曲が基になっていて、原作を観たことが私はないんだけどたぶん原作にかなり忠実に作ったんだろうなと思う程度に映画らしくない映画。舞台を観に来たんだと思って観るのがちょうどいい。内容も最初こそ少しは映像に加工が入るけど、SF映画と思って観ると期待ハズレでほとんど加工はなくて、役者同士の会話がメインになっている。

ただこの作品に出てる高杉真宙くんはめっちゃ良かった。作品中で宇宙人に体を乗っ取られてしまったうちの一人を演じているが、一番人間に近い宇宙人役という微妙な役どころを演じてて、他の演者さんを食ってたなーと思いながら観てた。

『バリー・シール』

凄腕パイロットがお金で人生を破滅させていく話。

といってもお金の使い方があらすぎたということではなくて、お金を使っても余るくらい儲かっちゃって逆にどうしようくらいに主人公は思ってた。あんだけ儲かってたら多少他の女に貢ぐくらいのことしそうなのに、作中で取り上げられてないだけかもしれないけど奥さん一筋で、子供にも不自由ないようにさせることには頑張ってた。が、お金を稼ぐということが好きすぎたんだろうなと思う。金を稼げるなら犯罪をおかすことくらい何ともないって人だったのは確かで、CIAから仕事をもらう前からタバコの密売とかに手を出していたし、CIAの仕事をやってる途中でさえ「こうしたらもっと儲かるじゃん」という発想しかなく、手を引くなんて考えが一切なかった。破滅するべくして破滅したって話だった。

岩合光昭の世界ネコ歩き』

友人から観たいと言われて、私も猫が好きなので癒されに観に行った映画。*1

動物写真家の岩合光昭がひたすら世界各地の猫を取り続けただけの映画。めっちゃかわいい。とにかくかわいい。癒される。何も考えずに観れる。ストーリーとかキャストとか技術とか何も考えずにただただ猫かわいいなって観れるので、とてもおすすめ。全然違う見方をすると、全力で走る若い猫にほとんど手ブレしないで走ってついていけたり、なんでか猫の方が近づいてくる岩合さんすごすぎた。

『火花』

火花 (文春文庫)

火花 (文春文庫)

映画部の今年最後の活動で見に行った。*2

ある漫才師の半生を描く作品。

あんまり期待しないで観に行ったけど、面白かった。売れない漫才師というものがどういうものなのか私だと想像しかできないんだけど、実際の楽屋風景とか漫才のネタ合わせとか他の(特に売れてる)芸人に対する嫉妬とか結構描かれてて、実際もこんな感じなんだろうなと思ってみてた。とはいえ菅田将暉がイケメンなのに全然誰も顔に触れないのには違和感合った。チュートリアルの徳井みたいに殿堂入り普通にするやろと。相方役に二丁拳銃の川谷修士が出てたのがめっちゃ良かった。正直、俳優としてやってる人がただ出てきて漫才やってもあんまりなーという気持ちがあったので、相方にちゃんと芸人さん合わせてくれるのが安心感があった。二丁拳銃の漫才テレビで何回かしか観てないんだけど、今度のお正月とか出ないのかな。出るんやったら見たいな。


他にも映画見たかもしれないけど、ざっくりこんな感じの一年でした。

*1:このブルーレイだと映画版のものとは違うが、国とか地域ごとのバージョンしか今はなかった

*2:映画の商品はまだAmazonになかった