わすれっぽいきみえ

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13日目: 本『アプレンティスシップ・パターン: 徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得』読んだ

アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)

アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)

なんかのセールで見かけて買った本。なんかのセールで見かけすぎだと思う…。

アプレンティスとは見習いのこと。見習いプログラマーがどうやって今後自分を育てていくかのヒントについて書かれている本。先日書いた『組織パターン』と同じで、何かを学ぶ上でどんなパターンを自分に適応するといいかという語り方になっている。『組織パターン』と違ってチームビルディングより個人がどう自分の能力を伸ばしていくかにフォーカスが当たっている。

見習いといっても必ずしもソフトウェア開発一年目である人が対象というわけではない。どちらかといえば「今後もっと成長したいと思っているプログラマーが、自分を見習いとした時にどうやって成長していくか広く考える」内容になっているので、出てくるのがLinusだったりUncle Bobだったりしてほげーってなる。アプレンティスから成長するとジャーニーマンになって達人プログラマになれるみたいなくだりは言葉にうさんくささがあるけど、言いたいことはわかる。

いろいろと思うところの多い年ではあったので、この本を手にとって読むと結構しみじみとした気持ちになった。一年目の人だけがやることではなくて、本当に継続して続けていくことが書いてあるので、いっぺん一通り目を通して見て自分にあったパターンを見つけると良さそう。まさに「長い道のり」を歩むことになるし、先長いなーとも思った。

この本に合わせるなら6日目に書いた『エンジニアの時間管理術』を読むと良さそう。『アプレンティスシップ・パターン』に書かれている項目をまともにやり抜こうと思うとそれなりの時間がかかると思うので、人によってはこんなのできないよって言い出しそう。できないって言ってる時点で見習いとしては失格な気がするけど、まぁ時間管理から見直せばいい話なので、地道にやるしかないんじゃないかな。

読書リストの作成についてこの本に書かれていて、この本を読む前にリスト作ってアドベントカレンダーで進めてるわけだけども、なんとなく作っておいてよかったなという気持ちになった。